進化をとめてしまう可能性も
近年はIT化の波が非常に強く、我々の身の回りにはネット環境が整備され、そして沢山のデジタル機器が増えています。こういった環境が整った事によって生活の利便性が格段にアップしたのは言うまでもありません。そして今後もITは進化を続け、生活をより豊かなものにしてくれると期待されています。 しかしながらITが進化する事によって、人間としての進化が止まる可能性があるという懸念もあります。 例えば漢字に関してですが、今ではスマートフォンやパソコンなどで打ち込めば簡単に漢字に変換してくれます。その為、人間の脳で深く考えずともすぐに漢字を導き出す事ができる訳ですが、それゆえに脳を使う回数が減り、どんどん漢字を忘れていってしまいます。その為、「読めるけれど書けない」という状態にもなり得ますし、実際に実感されている方も多い事でしょう。 一昔前なら知らない漢字がある際には辞書を引き、そして脳にインプットし脳のスキルをアップさせていきましたが、そのような作業が減ったという事もあり、記憶に関してのスキルは低下しているのです。 このような問題は全体の一部にしか過ぎず、コンピューターが台頭すればするほど脳の進化は止まる恐れがあると言えます。